中国・華為技術(ファーウェイ)に対する米国の部品などの輸出規制措置は、スマートフォンから次世代通信規格「5G(第5世代)」まで、同社が事業全般で使用している重要サプライヤーへのアクセスを遮断する恐れがある。それに伴うあらゆる痛みは、シリコンバレーにも広がりそうだ。通信機器で世界最大手、スマホ販売で世界第2位のファーウェイは、先端部品の多くを米国に大きく頼っている。ファーウェイによると、同社は昨年、700億ドル(約7兆7000億円)の調達予算のうち、約110億ドルを米国産部品に振り向けた。だが専門家は今回の米政府の措置について、米国産部品を使用する海外のファーウェイサプライヤーにも影響が及ぶと指摘している。
ファーウェイ輸出規制、痛みはシリコンバレーにも
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