この、ABSがついている車で、ブレーキを強く踏み込むとブレーキペダルが振動したり、「グググ」というような音が出る場合があります。これに驚いてペダルを離してしまったりすると、ABSの効果がなくなります。そういうシステムということをしっかり知っておいて、踏み続けるためにも急ブレーキの練習ってやっておいた方がいいですよね!

ESCでスピン防止

 また、ハンドルを切った状態で急ブレーキを踏むとなると、クルマがスピンするのではと思っていませんか? 最近のレーシングゲームはここがリアルになっているらしいですが、昔のゲームだとドリフトとかスピンがお約束という時代もありました。だから、ハンドルを切って急ブレーキなんて考えた事もないとおっしゃる方もいます。でも、実物のクルマの性能はどんどん進化しています。ESCの付いているクルマなら、スピンはまずしません。

 ESC(Electronic Stability Control System)の一般的な日本語訳は「電子制御横滑り防止装置」です。急ブレーキや急ハンドルを切った際、タイヤが滑ってスピンやコースアウトしないように、4輪のブレーキ力やエンジン出力を適切に制御する装置です。コンピューターがクルマのスピードとハンドル操作を監視しており、ドライバーが進みたいと思っている方向を推測して制御します。

JP|BoschESCーESCはどのように機能するのでしょうか(出典:YouTube)

 上記の動画がとってもわかりやすいです。ESCが作動すると、人間だったら決してできない、4つのタイヤをそれぞれ、タイヤ別にブレーキをかけたり、かけなかったりして、進みたい方向を維持している状況に、クルマは進化して頑張っているんだなあとしみじみと感じ入ります。

 ちなみに、米国高速道路交通安全局(NHTSA)の2006年の調査・研究報告では、ESCをすべてのクルマに装着した場合、致命的な単独事故を乗用車で34%、SUVで59%低減できると報告されています。クルマに関心がない人も見てほしいです♪