いよいよ夏休みシーズンが到来した。普段は運転をしないという方も家族と一緒にドライブで遠出を計画している人も多い。そこで見直したいのが運転マナーだ。
JAF(一般社団法人日本自動車連盟)が6月15日~30日にかけて行った交通マナーに関する調査(有効回答6万4677件)をもとに、運転者が気を付けたい点についてさぐってみた。
まず「居住する都道府県の交通マナー」ついてたずねたところ、最もマナーがよいと考えている県は島根県だった。「悪い」、「とても悪い」と回答した人について、最も少なく16.8%。次いで岩手県(18.1%)、長崎県(19.0%)、神奈川県(19.0%)、山口県(19.4%)と続いていた。島根県は他者の交通マナーに関して、ほぼ全ての設問においてマナーが「悪いと思わない」という答えが平均値を上回っていた。
ちなみに、東京都は20.7%で、山口県に次ぐ6位につけている。東京都内の運転というとハードルが高い印象があるが、ドライバーの多くはマナーある運転を心がけているようだ。
その一方、「とても悪い」「悪い」の回答が最も多かったのは、香川県で80.8%。続いて徳島県(73.5%)、茨城県(67.2%)だった。特に「無理な割り込みをする車が多い」という設問に関して、この3県は「とても思う」という回答が平均を上回っていた。
今回のアンケートで明らかになったのは、それらだけではない。自身は十分に気を付けているつもりでも、他者からみるとその運転マナーは不十分であるというケースが見えてきたのだ。