電気自動車(EV)メーカー、米テスラの株価が値上がりし、そして足元では売られているのは、同じ理由からだ。テスラ車が電気に頼っているように、同社も投資家の信頼感に頼っている。テスラ株は24日の取引を2.4%安の190.83ドルで終了。今年に入ってハイテク株に対する地合いが総じて改善する中で、テスラ株は年初来およそ43%値下がりしている。昨夏以降、約300億ドル(約3兆2800億円)の時価総額が吹き飛んだ。テスラ株は目下、過去5年のリターンがマイナスとなっており、雲行きはさらに怪しくなっている。米金融街のアナリスト2人は今週、最悪の場合、テスラ株が36ドル以下に下落する恐れがあるとの見方を示した。テスラの問題は「緊急警報」との声も上がる。