近代政治学において誰もが知っていることの一つは、次の選挙や、その後の長期的トレンドのカギとなるのは若い有権者の台頭であるということだ。われわれは、より革新的な価値観を持ち、投票行動ではより民主党寄りの若い世代が未来を握っているという考え方に慣らされてきた。われわれは若者の姿勢に適応しなければならず、さもなくば死ぬ(間もなく自然にそうなるが)しかないという考えだ。しかし、少なくとも厳密に人口動態、人口統計の面から見ると、こうした考えは全く間違っている。政治的に見れば、高齢者が未来なのである。米国勢調査局によれば、過去数回の大統領選挙で、投票者数が最も増えた年齢層は65歳以上だった。今後数回の選挙では、この傾向はさらに強まるだろう。
米国の政治、未来は高齢有権者の手に
今後数回の大統領選は、保守的な老人がリベラルな若者を数で圧倒する
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