翌日配達を巡る戦いが激しさを増している。米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムは3日、米国内の「プライム」会員向けに1000万点以上の商品について翌日配達を無料にすると発表した。小売り大手ウォルマートと配達スピードを競い合う中、新たな一手を繰り出した格好だ。ウォルマートは3週間ほど前に、一部の米都市部で約20万点の商品について無料の翌日配達サービスを開始すると発表していた。オンラインの買い物客の要望は高まる一方だが、両社はそれに応えようと矢継ぎ早に配達時間の短縮を発表し、互いに抜きつ抜かれつの競争を繰り広げている。アマゾンはプライム会員向けの無料の翌日配達を巡る計画について、詳細を明らかにしていない。同サービスを提供する市場は特定せず、「全米にまたがる」規模と述べるにとどめている。全米に1億人超いるプライム会員の全てにサービスが行き渡るのはいつになりそうかも明らかにしていない。
アマゾンとウォルマート、翌日配達巡る果てなき戦い
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