「うちの子、ノートがぐちゃぐちゃで……」
「丁寧に書きなさいと言っているのに、全然直らない」
そう悩む親御さんは多いですが、実はノート指導には多くの家庭が気づかずにやってしまう“落とし穴”があります。良かれと思って言っている一言が、子どものやる気を奪ってしまうこともあるのです。では、子どものノート力を本当に伸ばすには、親はどのように関わればいいのでしょうか。本記事では、「ノート」の書き方が学力に直結するという算数のカリスマ家庭教師安浪京子先生と、国語・理科・社会のベテラン家庭教師の知見が詰まった著書『中学受験必勝ノート術』(安浪京子著・ダイヤモンド社刊)の中から、一部抜粋・編集してお届けします。
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国語はどんなノートを作ればいいのか?
国語は、他の3教科に比べるとノートを使う機会が少なくなります。
なぜなら、問題文そのものに線を引き、対比や因果関係に注意しながら読み進めていく力が求められているからです。
したがって、ノートにわざわざ何かを書き出すのではなく、テキストにいろいろ書き込んでいる子が多いことでしょう。
しかし、もしも先生が言ったことをただメモしているだけで、自分の頭を使っていないとしたら、いつまでたっても力がつきません。
本文に線を引いて文脈を読み取るのが苦手な子や、とりあえず書いて○×をつけて、答えを写して終わりになってしまう子は、むしろノートを使いましょう。
日常の演習問題は、その問題を徹底的に使い倒すことで力がつきます。
漢字も慣用句も接続詞も記述も、解いて答え合わせをするにあたり、気付いたことを「演習ノート」にどんどん書き込んでいきましょう。
また、特に読解が苦手な子は「場面分けノート」や「論理ノート」を作ったり、文章の内容は理解できるけどアウトプットが苦手な子は「記述ノート」を用意したりすることも有効です。
ちなみに、国語のノートは基本的には、7mm~8mmの方眼ノートを縦(開いた状態で縦長)にして使います。
方眼は記述問題のときに文字数を数えやすいからです。もちろん横(開いた状態で横長)にして右開きで使ってもOKです(多くの方眼ノートが左開きなので後ろから使うことになりますが)。
知識系はノートより問題集を使うほうが効率的
語句などの知識系は、もちろんノートにまとめたほうが覚えやすいですが、時間が足りなくなる恐れが大いにあります。
したがって、基本的には、学習漫画や問題集を使って間違えたところをチェックし、繰り返し勉強したほうが効率的です。
ただし、知識系の中でも「心情語」は、ノートにまとめるとよいでしょう。
心情語というのは、「むなしい」「あ然とする」など心の動きを表す言葉です。子どもは心情語をあまり知らないうえ、実はかなり重要であるにもかかわらず、問題集がほとんど市販されていません。ですから、自分で作っておくと、読解力や記述力の強い味方となります。
また、漢字の勉強については、無機質で面白味がないので、とことん効率を重視する場合は、個数で区切るか時間で区切るなど、子どものテンションをキープする工夫が必要です。
親御さんの中には、間違えた漢字をエクセルに打ち込んで記録しておき、再度テスト形式で書かせている方もいました。
このように、ノートの使い方次第で子どものやる気や定着度は変わってきます。ぜひ、「中学受験必勝ノート術」に詳細を記しておりますので参考にして、お子さんに正しいノートの使い方を教えてあげてください。(国語担当:青山麻美先生/株式会社アートオブエデュケーション元関西指導部長・現Two Heads専務取締役)
*本記事は、「中学受験必勝ノート術」から、抜粋・編集したものです。



