金正恩委員長のトップ外交は「3敗1分け」。負け越した首脳会談の“内情
写真:朝鮮通信=時事

歴史的な米朝首脳会談から1年
「限界」が見える金正恩外交

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が2018年春から始めた首脳外交の「星取表」を乱暴につけてみれば、「3敗1分け」といったところだろうか。

 12日で1周年を迎える2018年6月のトランプ米大統領との歴史的な会談を始め、米朝2回、南北3回、中朝4回、朝ロ1回などの首脳会談をこなした。

 日米韓の外交官たちは口をそろえて、「若い割にはよくやっている」と金正恩氏のトップ外交を評価しているが、その結果は決して芳しいものではない。

「独裁」ゆえに都合の悪い情報などが側近からあげられることがなく、また自身の外交の経験値が少ない中で、交渉に柔軟性が欠けるなどの「課題」が浮き彫りになっている。