ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ドナルド・トランプ米政権が世界経済における支配的地位を維持するために関税や制裁を用いていると非難し、中国との関係が緊密化していることを強調した。ロシアと中国はともに、対米関係が悪化している。プーチン氏はロシアで開催された年次経済会議で、特に中国に対する制裁関税など、トランプ政権による関税の利用について、強硬な戦術は国際貿易の危機を引き起こしていると強く非難。さらに、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)を締め付ける米国の措置も批判した。プーチン氏が米政権を痛烈に批判したことで、ロシア政府は米中の対立で中国側につく姿勢を明確に示す形となった。プーチン氏は中国から1000人を経済会議に派遣した習近平国家主席と並んで壇上に着席し、こうした批判を展開。「世界経済は貿易戦争と保護主義の強まる期間に入りつつある」と言明した。