米アマゾン・ドット・コムは、米国で展開する料理宅配サービス「アマゾン・レストラン」を打ち切ることを決めた。同社はグラブハブやウーバーイーツなどに対抗し、4年間にわたり試行錯誤を重ねてきたが、事業を軌道に乗せることができなかった。サービス終了は6月24日の予定。ネット情報サイトギークワイアがアマゾンの計画を最初に報じていた。アマゾンは2015年、「プライム」会員向けに料理宅配サービスを米国の一部地域で開始。翌年には英国でも同様の事業を始めた。ただ事業は大きく伸びず、アマゾンは昨年後半に英国のサービスを終了した。料理宅配は競合企業が多く、多くは不採算にあえいでる。アマゾンは大手との競争が激化していた。