――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***   アクティビスト(物言う株主)のダニエル・ローブ氏が再びソニーに分社化を提唱している。全ての要求が通ることはないかもしれないが、おそらく手ぶらで帰ることにもならないだろう。日本時間の14日早朝、ローブ氏率いるヘッジファンドのサード・ポイント(米ニューヨーク)はソニーの投資家向けに公開書簡と108ページにわたるプレゼンテーションを送り、ハイテク複合企業である同社の価値を引き出す方法を提案した。提案の柱は半導体部門のスピンオフ(分離・独立)だ。  ローブ氏がソニーに事業の分離を提案するのはここ6年で2度目だ。