イランの経済は米政府による制裁のため圧力を受けているが、イスラム革命防衛隊(IRGC)はシリアやイラクでのインフラ建設や密輸ネットワーク拡大などから新たな資金を獲得している。IRGCのアドバイザーや米政府当局者らが明らかにした。IRGCはイランの国防を目的に創設されたが、その後、建設や銀行業、そして密輸なども手掛けるようになっており、イラン経済を支える一方でより強力な敵対国に対処するなど、その存在感は高まっているとみられる。イランのメフル通信によれば、IRGCのホセイン・サラミ司令官は副司令官時代の12月、「今のイランの国防力を支えるものはすべて制裁下で達成された」と述べていた。
イラン革命防衛隊、インフラ建設や密輸が新たな資金源
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