アマゾン・ドット・コムはここ数年、1300億ドル(約14兆6000億円)規模に上るゲーム業界への「侵略」を狙ってきたが、その取り組みが困難に直面している。関係筋によると、アマゾンは先週、ビデオゲーム制作部門で数十人を削減した。ヒット作が出なかったほか、ゲーム業界への参入を狙った自前のソフトウエアでゲーム開発業者を自社のクラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」に誘導しようとするもくろみも、大きな成果が出なかったもようだ。アマゾンの広報担当者は、具体的な人員削減規模についてコメントを控えた。アマゾンは開発中の2つの作品と新規プロジェクトに注力するため事業再編を進めているとし、削減の対象となった社員については配置転換などで支援すると述べた。人員削減については、ビデオゲーム専門ニュースサイト、コタクが先に報じていた。
アマゾンも苦戦、ゲーム業界「侵略」はいばらの道
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