ドナルド・トランプ米大統領の政策アドバイザーらは、来週予定される民主党の大統領候補討論会の期間中、トランプ氏をツイッターから遠ざけたいと考えていた。民主党各候補たちの論戦を邪魔せずに互いに争わせた方が、トランプ氏にとって有利な展開になるとの見方からだ。しかし現在、新たな戦略が浮上してきている。トランプ大統領は、ソーシャルメディアが自らを政治的に優位に立たせる武器になると以前から考えており、トランプ氏の動向を知る人々によれば、同氏は6月26、27日に予定される民主党の討論会の際にライブ形式でツイートすることを暫定的に検討している。トランプ氏は、自身が離れた場所にいても、討論において常に最も重要な人物となるとこれまでも語ってきた。討論会では具体的な質問がどのようなものであっても、多くの民主党有権者は民主党の各候補がトランプ氏をどのように打ち負かすのかに注目するだろう。