<具体的なお悩み>
 結婚前から、元々の私本人の考え方として、同じ人間なのになぜ男性だけが外で血みどろになって働いて女性は家のことをしているだけで遊んでいていいのか理解できないと思っていました。結果、夫が稼いだものは夫のものと思い、夫が必要な金額を引いた残りで生活してきました。育児と家事とに時間を使うために、私が働けない分は夫に出してもらうスタンスできていました。育児のため、4年間は専業主婦、その後はパートで働いています。

 現在、単身赴任を含めて15年ほど別居しています。別居してからは夫の月収ははっきりとは把握していません。彼が働いた分は基本、彼のお金と思っているため聞こうとも思いません。ですが、別居後も分譲マンション(私が住んでいます。共同名義)の維持費、駐車場代、保険料等、かかるお金を彼が月に30万円負担してくれています。子どもは巣立ちました。

 今後、離婚する可能性があるのですが、今の仕事がきつすぎて、なるべく早期に退職したいのです。私個人の貯蓄で、老後生きていけるかどうか知りたいです。どうかよろしくお願いいたします。

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年金受給の65歳までに
資産4000万円を使い切る計算に

 今の仕事がきつすぎて、なるべく早期に退職したいと考えているKさん。今後離婚する可能性があるので離婚しても老後の生活は大丈夫かどうか知りたいと、ご相談を寄せてくださいました。

 結論からいえば、離婚の際に相応の財産分与がない限り、退職と離婚を同時にした場合、老後の生活はままならなくなる可能性が高そうです。今回は、離婚した場合の財産分与などに関する記載がありませんので、推測を交えて回答します。

 仕事がきついというお話なので、Kさんがすぐにパート先を退職したとしましょう。現在、Kさんの1ヵ月の支出は30万円と記載がありますが、支出の内訳を合計すると26万4000円(貯金は除く)になります。夫の携帯料金代が含まれているため、平均的な携帯料金代7000円を引いて生活費を25万7000円、年間で308万4000円と仮定します。

 また、離婚に際しての財産分与は、共同名義のマンションの夫所有分だけを受け取る(つまり、マンションはKさんの所有物になる)とします。