ニューヨーク市議会衛生委員会の公聴会で18日、フォアグラの販売を禁止する条例案を巡り農家と動物愛護活動家が意見をぶつけ合った。  違反者には最高1000ドル(約108万円)の罰金が科されるこの条例案により、メニューの変更を余儀なくされるのは少数の高級レストランに限られる。しかし、数少ない米国のフォアグラ生産者の一部であるハドソンバレーの家禽(かきん)農家は、大きな影響を受ける。フォアグラはガチョウやアヒルの肝臓で、それらの鳥に1日に何度も強制的に餌をやり、肝臓を通常の10倍に肥大させる。