2020年米大統領選挙の民主党候補者選びに向けて今週開かれる初の討論会では、ジョー・バイデン前米副大統領(76)に他候補からの攻撃が集中するとみられる。3度目の大統領選出馬で初めて最有力候補として選挙戦を迎えるバイデン氏は、27日にマイアミで開かれる討論会に出席する。討論会の経験は候補者の中で最も豊富で、大統領候補または副大統領候補として参加した討論会の数は少なくとも16回に達している。だが今回ほど多くの対抗馬から攻撃を受けやすい状況に置かれるのは初めてだ。バイデン氏は過去に人種差別主義者の上院議員と協力したことに関し、当時は議会に礼節があったとコメントしたことについて追及される見込み。また当初は政府資金を使った人工中絶手術の禁止を支持し、後に撤回したことについても問われるとみられる。