世界をつなげることを目指して15年、フェイスブックは現在、その拡大し続けるプラットフォームを監視するより良いシステム作りに励んでいる。だがその取り組みは決して一筋縄ではいかない。フェイスブックは27日、独立したコンテンツ監視委員会の設置に関する報告書を公表した。同組織は、最も議論を呼ぶコンテンツの削除判断の一部について検討することを目的としたものだ。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)がその案を初めて明らかにしたのは昨年11月。同社は以来、20億人を超える利用者のためにどのようにそうした判断を行うべきかについて、学識経験者や法学者、言論の自由を擁護する活動家、ジャーナリスト約900人から意見を募ってきた。
フェイスブック「コンテンツ裁判所」作り、難航中
監視委員会の設置、合意形成に苦戦
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