競合他社に先んじて第一歩を踏み出せた大企業が現れれば、それだけでビジネス雑誌の誌面を飾るのが現在のビジネスシーンだ。

中小企業やベンチャー企業ならば
驚異的な早さで成長できる

 これが中小企業やベンチャー企業だと、また状況が変わってくる。

 中小企業やベンチャー企業では、社員がさまざまなことに取り組む必要が出てくる。

 営業をやりながら、マーケティングプランを考えたり、イベントを企画・運営したり、自分の経費を自分で精算したりと、大企業の部署でいえば3〜4つの部署が手がけることを1人で取り組むことも多い。

 やることが多くなれば、業務上での「やらされ感」にとらわれることも増えてくる。

 だが、一方では自分ができることや経験できることの量が大企業のそれとは大幅に違うため、「ビジネスパーソンとしての成長」も大企業の社員よりも早くなる。結果として、「人材としての魅力」も早く高まる。

 これは中小企業やベンチャー企業ならではの醍醐味だ。そしてこの機会を、自ら主体的に取り組むなら、皆様はビジネスパーソンとして驚異的な速さで、しかも青天井で成長できるだろう。

 事実、私自身も個人事業主としての活動を始めてから、ビジネスパーソンとして身につけておくべき大切なことをたくさん学んだ。

 特に、キャッシュフローの考え方やビジネスの受発注の大変さや成功するコツなどを知り、自分の仕事に応用できるようになってからは、「思考の基本」が経営者の立場に変化した。

 個人事業主として成功するなら、自らが全てを取り仕切って仕事に打ち込む必要が出てくる。「やらされ感」では務まらないのが個人事業主だ。だから必然的に主体的に仕事に取り組まざるを得ない。