米スポーツ用品大手ナイキが、米国初の星条旗をあしらった新作スニーカーの販売を中止した。事情に詳しい関係者らが明らかにした。プロフットボールリーグ(NFL)のクオーターバックだった活動家コリン・キャパニック氏などから、侮辱的だと感じられるシンボルを使うべきではないと指摘されていた。ナイキは4日の米独立記念日に合わせて「エアマックス1 USA」を今週から販売する予定だった。このスニーカーは、米独立戦争時に作られた星条旗で13個の星が円を描いている「ベッツィ・ロス」が、かかとの部分にデザインされていた。関係者らによると、ナイキは商品を出荷済みだったが、理由を明かさないまま既に回収を依頼。同社の広報担当者は古いデザインの星条旗が利用されているため、リリースしないことに決めたとした。