トランプ米大統領のツイートが混乱を招いている。トランプ氏は3日、来年実施する10年に1度の国勢調査に市民権の有無についての質問を含める取り組みが「間違いなく前進している」とツイートした。だが政権は前日、市民権に関する質問の追加を断念すると表明したばかりだ。トランプ氏は午前遅くのツイートで「商務省が国勢調査で市民権の有無の質問を断念するとしたニュース報道は誤り、言い換えればフェイクだ!われわれは間違いなく前進している。この質問への回答が重要だから、前進しなければならない」とした。ウィルバー・ロス商務長官は前日に、市民権についての質問を除いたアンケート用紙の印刷を国勢調査局が始めたと表明していた。国勢調査局は以前から、来春の調査を予定通り実施するには7月1日までに印刷を始める必要があるとしていた。