米アマゾン・ドット・コムは近年、積極的に企業買収を行ってきたが、米政府がIT(情報技術)大手に対する監視を強めたことで買収ペースが鈍る可能性がある。ディールロジックによれば、アマゾンは2017年初めから総額200億ドル(約2兆1500億円)超の買収や出資を実施。これはそれ以前の23年間の総額を上回っているという。中でも最も大きな買収は、17年に137億ドルで傘下に収めた米高級スーパー大手ホールフーズ・マーケットだった。アマゾンの方針に詳しい関係者らによれば、同社の買収は投資銀行に依存することなく、素早く粛々と、かつ頻繁に取引を成立させるスタイルだ。だが政府が監視を強める中、特に大型の案件は絞られる見込みだという。
アマゾンの買収攻勢、方針転換も 政府の監視強化受け
有料会員限定
あなたにおすすめ