【ワシントン】米カンザス州のクリス・コバチ元州務長官(53)が8日、連邦上院選への立候補を表明した。共和党内では、これまで同党にとって盤石だった選挙区で、党内分断につながるコバチ氏の出馬によって議席を失う可能性があるとの懸念が広がっている。  不法移民の積極的な取り締まりを最優先課題として公約に掲げるコバチ氏は、同州レブンワースのコミュニティーセンターで行われた集会で支持者らに対し「われわれの国境は侵略されつつある」と訴えた。