米アマゾン・ドット・コムを始めとする小売り大手が7月のセールを開始した。毎年恒例となったこの期間は割引率とオンラインショッピングの利用者の伸びに関して、年末商戦の皮切りとされる感謝祭翌日の「ブラックフライデー」と肩を並べつつある。だがアマゾンにとって有料サービス「プライム」の会員向け大型セール「プライムデー」は、割引商品を販売することだけが狙いではなく、新たな会員を獲得して消費者をしっかりと手中に収め、重要な収入源を確保する日でもある。米小売り大手のウォルマートやベスト・バイ、ターゲットなども価格面でアマゾンに引けを取らないセールを今週に実施。だが利幅の薄いEコマースにおいて、それを相殺する会員制度を販売しているのはアマゾンだけだ。
アマゾン「プライムデー」、会員制で他社の追随許さず
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