米アマゾン・ドット・コムのセールイベント「プライムデー」はまたしても、同社が膨大な数の商品を売りさばけることを知らしめた。だが、アマゾンに厳しい目を向け始めた政治家に同社ビジネスモデルの「複雑さ」を売り込むのだけは難儀しそうだ。 欧州連合(EU)競争法当局の役割を担う欧州委員会は17日、アマゾンのサードパーティー事業を巡る正式調査に着手したことを明らかにした。焦点となっているのは、一般の小売業者がアマゾンのサイトを通じて販売できる「マーケットプレイス」上でアマゾン自身も小売業者となっていることで、自社の地位を乱用していないかどうかだ。米国でも同様の問題が指摘されている。16日の米議会公聴会で議員らは、アマゾンが自社商品を売る目的で出店業者の販売データを利用していないかを追及した。
アマゾンのビジネスモデル、政治家に理解できるか
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