米ネット小売り大手アマゾン・ドット・コムが出店業者に対して、販促や商品レビューで支援を提供する見返りに、業者のブランドをいつでも固定価格で買い取る権利を取得する契約を進めていることが分かった。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が契約書の内容を確認した。このブランド取得プログラムは「アマゾン・アクセラレータ」と呼ばれ、2018年春に開始された。アマゾンは米国やインド、中国の出店業者に対して参加を呼びかけている。同プログラムは、アマゾンが60日の事前通知により、業者のブランド権利を通常1万ドル(約108万円)で買い取るという内容で、アマゾンのプラットフォーム上に一連の独自ブランドを確保する狙いがある。アマゾンの販売プログラムに詳しい筋によると、アマゾンが外部出店業者のブランドを直接コントロールできるようにする初の販売プログラムだ。
アマゾンがもくろむ販促支援、見返りに落とし穴も
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