いよいよ夏本番、クールビズの季節がやってきた。しかし、「自分が涼しければいい」という装いでは女性からは嫌われてしまう。周囲に清潔で涼しげな印象を与えられるコーディネートについて、考えてみよう。

高級スーツを着る男性は
汗脇パッド使用率が高い!

失敗しないクールビズを解説します。ジャケットを着用しない場合、シャツのシルエットが目立つので、特にウエストまわりのシルエットに弛みがないか、チェックしましょう

 7月も下旬になり、ようやく梅雨も明けそうです。本格的な暑さを迎える前に、知っておきたい「正しいクールビズ」について、女性としての視点からメンズファッションライターの筆者が解説いたします。

 また、服装や身だしなみ、そして振る舞いから伝わるイメージをプロフェッショナルとしてコンサルティング・指導されている国際ボディランゲージ協会代表の安積陽子さんにも、同じ女性としてご意見をお伺いしました。

女性部下に好かれるクールビズは「自分が涼しい服」ではない! メンズファッションライターの筆者(左)と、国際ボディランゲージ協会代表 安積陽子さん(右)

 まず強調しておきたいのは「清潔感が第一」ということです。せっかくどんなに毎日シャワーを浴びて、体臭などのエチケットに気を配っていたとしても、他人から見て清潔な感じがすると思われないと損をしてしまいます。

 意外に思われるかもしれませんが、いいスーツを着ている男性、そして自分のスタイルがあるお洒落な男性は汗脇パッドを愛用しています。どんなに素敵な人でも、お洒落にしていても、腕を上げた時に汗ジミがあるだけで一気にNG判定が下ってしまいます。特に電車で吊り革を持つ時や、会議で板書する時などは要注意です。

 面倒でも、シャツに汗脇パッドをするか、強力な制汗スプレーを重ね付けするなどの必要性を強く感じます。たとえジャケットを脱がない予定でも、明るい色合いやグレーやネイビーのものを着用する際は、特に留意してほしいと思います。