ウィリアム・バー米司法長官は、連邦政府が管轄する刑務所に対し、16年ぶりに死刑執行を再開するよう指示した。これを受けて連邦刑務所局は、殺人罪で死刑判決を受けた死刑囚5人の執行日を確定した。過去には民主・共和どちらの政権も死刑を求めていたが、司法省が近年、死刑執行に使用される薬物の見直しを行っていたことで、連邦当局による死刑執行は事実上、一時停止となっていた。死刑情報センターによると、前回連邦当局による死刑執行が実施されたのは2003年で、1963年以降でも3人しか執行されていない。バー長官は「司法省は法の秩序を維持する。われわれは犠牲者や遺族に対し、司法制度が定めた判決を実行する責任を負う」と述べた。
米司法長官、死刑執行の再開を指示 16年ぶり
有料会員限定
あなたにおすすめ