トランプ米政権は、グアテマラを対象とする入国禁止令の導入を検討している。米国への難民申請を希望する中米出身者の受け入れ計画をグアテマラが撤回したためという。ホワイトハウス当局者が明らかにした。入国禁止令が実際に導入されれば、司法の場で争われる可能性が高い。この関係者は「グアテマラが、われわれの国境を守るため意義のある行動をしなければ、入国禁止令、送金あるいは関税に関する重要な行動など、深刻な危機に対するあらゆる解決策を検討する」とし、ドナルド・トランプ大統領は入国禁止令について真剣に検討しているという。難民申請者にとって「安全な第三国」としてグアテマラを指定するための交渉が決裂したことを受け、トランプ氏は今週、同国に対する制裁措置を示唆した。グアテマラのジミー・モラレス大統領は7月に米国を訪問し、合意内容について話し合う予定だったが、グアテマラ最高裁が合意書への署名を阻止したことで訪米をキャンセルしていた。
トランプ政権、グアテマラからの入国禁止令を検討
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