ドナルド・トランプ米大統領と経済顧問らは、ドル押し下げに向けた外国為替市場への介入案について協議したが、最終的には見送る決定を下した。ローレンス・クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が26日、明らかにした。  景気が比較的安定し、市場も落ち着いている状況で為替介入を行えば、極めて異例の措置となる。  クドロー氏はCNBCに対し「トランプ氏は、他国が貿易面で短期的な優位性を得ようと、自国通貨の押し下げに走るではないかと懸念している」と語った。  だが、トランプ氏は今週開催された経済チームとの会合後、「為替介入を排除した」としたと明らかにした。