米金融サービス大手キャピタル・ワン・ファイナンシャルは29日、ハッカーが同社のクレジットカード利用者および申請者の約1億0600万人の個人データにアクセスしたと述べた。これに絡み、連邦法執行当局はシアトルで容疑者1人を逮捕した。同社は「個人情報を入手した外部の個人による違法アクセスがあったと判断した」と発表。この個人情報は「同社のクレジットカード商品を申請していた人たちやキャピタル・ワン・クレジットカードの顧客に関連する」ものだという。発表によると、違法アクセスがあったのは3月22日と23日。「これまでの当社の分析に基づくと、この情報が詐欺に使われたり拡散されたりした可能性は低い」としている。今回の情報漏えいにより、2019年に1億〜1億5000万ドルの費用が発生する見通し。