
新年明けましておめでとうございます。今年も「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」は毎週月曜日に掲載しますので、よろしくお願いいたします!新年1本目は、BMW「X3」の試乗記です。ところで、昨年12月から急にガソリンの価格が安くなりましたよね。ガソリン暫定税率が廃止されたためですが、今年は他にも自動車関連の税金ルールが変更される見込み。記事後半ではその話題にも増えていますので、ぜひ最後までお読みください。(コラムニスト フェルディナント・ヤマグチ)
BMWで一番売れてるクルマ「X3」とは?
今回試乗記をお届けするのは、BMWのX3である。
X3はBMWブランドの中で世界販売台数が常に上位にあるモデルであり、単一車名として最多の販売数になる年も多い、文字通り「BMWの大黒柱」である。
セダン(あるいはワゴン)中心だった時代はとうの昔に去り、SUVが販売の主力となった昨今、X3はその価格帯、サイズ、用途、と最も需要の厚い領域を過不足なくカバーする存在である。
派手なフラッグシップでも、最先端のニッチモデルでもない。しかしBMWというブランドの販売と収益を、世界規模でしっかりと支えているのがX3なのだ。
欧州におけるX3は、プレミアム・ミッドサイズSUVの王道である。日常の使い勝手と走りの質を両立させ、「これを買っておけば間違いない」という“最適解”として選ばれている。北米ではさらに分かりやすく、BMWに初めて触れる層と、セダンに飽きたユーザーをSUVへと導く「入り口」として機能している。
「長さが偉さ」の中国では、また少し状況が違う。X3は中国市場専用にロングホイールベース化され、後席空間を強化して人気を博している。欧州、米国、中国、とそれぞれの地域で確実に販売台数を積み上げている。数字はそのままブランドの“底力”を示す指標と言って差し支えないだろう。X3は世界各地で確実に数字を取ることができる世界戦略車なのだ。
そのX3が、7年ぶりに全面改良された。X3を知れば、これからのBMWがどこに向かおうとしているのかを知ることができよう。







