米アップルが30日発表した4-6月期(第3四半期)決算は、同社がスランプ状態でも多くの高額商品を売れることを示した。ただし、競争を勝ち抜くにはコストの増大を伴う。4-6月期の売上高は前年同期比1%増の538億ドル。「Mac(マック)」「iPad(アイパッド)」「アップルウオッチ」の販売好調に加え、サービス収入が大幅に伸びたことで、アナリスト予想をやや上回った。しかし、今も売上高全体の約半分を占める「iPhone(アイフォーン)」は12%減収となった。アップルは7-9月期(第4四半期)は再び減収になる可能性を示した。それでも同社の見通しはアナリスト予想を約3%上回っており、アップル株は決算発表後に4%上昇した。
アップルが勝ち抜くために払う代償
増大するコストが徐々に利益を圧迫
有料会員限定
あなたにおすすめ