ささいなことで怒りを爆発させる男性は、ただの嫌な人間に見えるかもしれない。しかし、実は不安を感じている可能性がある。  一般的に不安と聞くと、過度に心配したり、不安の原因となる状況を避けたりすることを思い浮かべるかもしれない。こうした症状は男性にも見られる。しかし、男性は頭痛や不眠、筋肉痛や痛みを訴えることが多いという認識が心理学者の間で広がりつつある。男性は不安を抑えるためアルコールや薬物に頼る傾向が相対的に強く、酒の問題だと思っていたものが、実は不安障害だったということもあるかもしれない。そして男性の不安は怒りやいら立ちとして現れることが多い。