米中西部は中国との追加関税合戦にうんざりしている。ここ数日、米株式市場で工業や農業、石油、輸送企業の株価が急落している。株安は企業の売上高や従業員の生活に対する脅威を反映するものだ。企業トップが声を上げつつあるが、ドナルド・トランプ大統領は聞き入れざるを得なくなるかもしれない。商用車・ディーゼルエンジン大手のナビスター・インターナショナルは7月31日以降これまでに株価が12%超下落している。トランプ氏は今月1日、ツイッターで貿易問題を巡る圧力を高めた。鉄道大手CSXや産業大手ゼネラル・エレクトリック(GE)は同期間に約7.5%下げ、石油掘削会社のパイオニア・ナチュラル・リソーシズは12%下落した。ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物も6%余り値下がりした。