米ロクは、動画ストリーミング業界で競争するために何十億ドルも投じているIT(情報技術)や通信大手と比べて規模はとても小さい。しかし、インターネット動画の人気拡大でクリスマス以降、株価が3倍以上に上昇している。カリフォルニア州ロスガトスに拠点を置く同社は、10年以上前にネットフリックスの動画をストリーミングするセットトップボックス(STB)を製造し始めた。調査会社ストラテジー・アナリティクスによると、同社はスマートテレビ・メーカーにライセンス供与する基本ソフト(OS)の販売が最近、米国で韓国のサムスン電子を抜き、首位となった。また同社のメディアストリーミング・スティックやボックスの販売は通常、アップルやアルファベット傘下のグーグルのほか、米国で最大のライバルであるアマゾン・ドット・コムのストリーミング端末を上回っている。
米ロク、IT大手と好勝負 ニッチな動画市場で
コンテンツを持たない点がストリーミング端末市場で有利に
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