米トランプ政権は21日、メキシコ国境を越えて入国した不法移民家族について、政府に認められる収容期間を延長する計画を発表した。国土安全保障省が同日発表した新規則は事実上、政府による移民の子どもの処遇を長年規定してきた「フローレス合意」の代わりとなる。オバマ前政権時代の裁判所判断によって、政府は親と一緒であっても子どもを20日以上収容することを禁じられてきた。議会が移民問題への解決策を見いだせない中で、トランプ政権は独自に関連法規制の厳格化に動いている。今回の新政策も訴訟に見舞われそうだが、法廷闘争をくぐり抜けられた場合、当局は移民手続き期間中を通じて家族を収容できるようになる見込みだ。
トランプ政権、移民家族の収容期間延長目指す 新規則発表
有料会員限定
あなたにおすすめ