米イリノイ州の保健当局は23日、電子たばこを使用後に呼吸器疾患を引き起こした患者が死亡したと明らかにした。米国では若者が電子たばこ使用後に呼吸器に問題を起こし入院するケースが急増しており、当局は対応に追われている。死亡した患者の身元や年齢など詳細については明らかにされていない。同州保健当局によると、17〜38歳の計22人が電子たばこ使用後に何らかの呼吸器疾患を引き起こした。さらに12人についても調査を行っているという。これらの事例が共通の原因によるものなのか、別の疾患だが似たような症状を示しているのかは不明としている。米保健当局者によると、全米では電子たばこ使用後に153人が重度の肺疾患を引き起こしており、当局が調査を行っている。はっきりとした原因は分かっていないが、専門家は電子たばこが何らかの要因になっているとみている。
電子たばこで初の死者か、米で呼吸器疾患の患者
有料会員限定
あなたにおすすめ