日産自動車の資金を私的に流用したとして会社法違反(特別背任)の罪で起訴されたカルロス・ゴーン被告は、息子のアンソニー・ゴーン氏と共に、シリコンバレーの投資家というもう一つのビジネスも築いていた。  ゴーン被告は中東オマーンの販売代理店に支出した日産の資金の一部を私的に流用した罪に問われている。この販売代理店に支払われた金額は1000万ドル(約11億円)で、そのうち500万ドルを自身が実質保有するレバノンの投資会社グッド・フェイス・インベストメンツ(GFI)に還流させたとされる。