トランプ一族が運営する米フロリダ州の高級ゴルフリゾート「トランプ・ナショナル・ドラル」でトコジラミ(ナンキンムシ)の被害が生じたとする疑惑を、ドナルド・トランプ米大統領が否定した。リゾートは2020年の先進7カ国首脳会議(G7サミット)開催地候補として最適だとトランプ氏が発言しており、物議を醸している。ソーシャルメディア(SNS)上では、ドラルに宿泊した際にトコジラミに刺された男性客が2016年に起こした訴訟内容が拡散しているが、トランプ氏はこれに反応。裁判所の記録によれば訴訟は2017年初頭に示談が成立したが、その内容は明らかになっていない。トランプ氏はフランスでのサミットが26日に閉幕した後、米国が主催する来年の会議の開催地にはドラルが最適の場所だと発言。大統領職を通じて私腹を肥やす考えだとの指摘に反論し、大統領を務めることで数十億ドルを失っていると述べていた。