欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡り英国で3年間続いている政治的行き詰まりを打開するため、解散総選挙が行われる可能性が2日、急浮上した。ボリス・ジョンソン首相はこの日、自身のブレグジット計画の阻止に動く議員らを強く批判した。ジョンソン氏はテレビ中継された演説で、議員らに対し、すでに10月31日まで延期されているブレグジットについて「さらなる無意味な延期」を支持しないよう呼び掛けた。一方、政府関係者は、議会がブレグジット延期を可決すれば10月14日に総選挙を実施すると非公式に述べ、首相より強いメッセージを伝えた。このメッセージには、合意なき離脱の阻止に動く野党に与党・保守党の一部議員が同調しないよう、けん制する狙いがある。
英首相、解散総選挙を示唆 EU離脱で議会けん制
ブレグジット延期可決なら10月14日に総選挙か
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