米コーヒーチェーン大手スターバックスのハワード・シュルツ前最高経営責任者(CEO)が2020年の大統領選への出馬を断念した。同氏はその理由として、自分が出馬すれば「比類なく危険な」大統領の再選につながる可能性があると懸念されていることを挙げた。シュルツ氏は支持者に宛てた6日付の書簡で、米国の「壊れた」政治制度を立て直すために自身の資産を投じる意思は変わらないとしながらも、自分が大統領選に立候補すれば「穏健な候補者が民主党の指名を獲得したとしても、票に私の名前が書かれるリスクがある。そのリスクは取りたくない」と述べた。シュルツ氏は1月のテレビ番組「60ミニッツ」で、「中道の独立系」候補としての出馬を検討していると語り、ドナルド・トランプ大統領や民主党の政策を痛烈に批判していた。
スタバのシュルツ前CEO、大統領選出馬を断念
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