醍醐味はタックルとスクラム
考える力や粘り強さも試される

 スポーツライターの藤島大氏はこうアドバイスする。

 「見てほしいのは、コンタクトスポーツでありながら、考える力や粘り強さなど、人間の多角的要素が試される点。終盤、トライされれば逆転……というときに、必死のタックルで止める。奥歯をガリガリかむような場面が必ずあるので、そこを楽しんでほしい」

 また、観客席が敵味方に分かれていないのもラグビーの特徴。隣に相手国を応援している人がいても、試合が終われば、初めて出会った隣人とお互いの健闘をたたえ合う。ノーサイドの精神は、選手だけではなく、観客も同様だ。