米シェアオフィス大手ウィーワークの親会社ウィーカンパニーは、新規株式公開(IPO)を10月以降に延期する見通し。事情に詳しい関係者が明らかにした。同社の評価額やガバナンス(企業統治)に対して、投資家から懐疑的な見方が出ていた。ウィーワークは早ければ今週から投資家説明会を開始し、来週にIPOを行う予定だった。企業評価額の大幅な引き下げやガバナンスの見直しを進めていたが、それでも同社や共同創業者の1人で最高経営責任者(CEO)のアダム・ニューマン氏が、IPOを軌道に乗せるのは困難だった。