【ニューデリー】インドのモバイル決済戦争で先頭に立つのは、中国の先駆者であるアリババグループ・ホールディングでもテンセントホールディングスでもない。アップルでもビザでも、ペイパル・ホールディングスですらない。グーグルだ。  アルファベット傘下のグーグルは、クラウドコンピューティングやハードウエアといった新たな分野に進出することで、広告以外に収入源を多角化しようと努めてきた。グーグルの利益は依然として健全だが、国内外で規制が強化される不安を抱えていることから、新たな収入源が必要だ。