インドのモバイル決済戦争で先頭に立つのは、中国の先駆者であるアリババグループ・ホールディングでもテンセントホールディングスでもない。アップルでもビザでも、ペイパル・ホールディングスですらない。グーグルだ。アルファベット傘下のグーグルは、クラウドコンピューティングやハードウエアといった新たな分野に進出することで、広告以外に収入源を多角化しようと努めてきた。グーグルの利益は依然として健全だが、国内外で規制が強化される不安を抱えていることから、新たな収入源が必要だ。デジタル市場として巨大な可能性を持つインドでグーグルの新事業は好調で、これが同社が探してきた拡大のエンジンだとも考えられる。
グーグルのインド決済事業、現金には及ばずも好調
数百万人のインド人消費者がグーグルペイを使って送金・決済している
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