ドナルド・トランプ米大統領は23日、ウクライナ政府に対する軍事支援の支給に遅延が生じた理由について、ジョー・バイデン前副大統領に関する調査を同国大統領に求めたのと関連していたことを示唆した。国連の会合に出席したトランプ氏は、「汚職について取り上げることは極めて重要だ」と述べ、「汚職について話し合わないのであれば、なぜ腐敗していると考えられる国に資金を差し出すだろうか?」と続けた。米議会はロシアの侵略行為に対処する支援として、ウクライナ政府に2億5000万ドル(約268億円)を支給することに合意。だがトランプ政権は数週間にわたりその受け渡しを延期し、議員らにその理由は明かされていなかった。資金は今月に入りウクライナ側に渡されたものの、議員らは、遅延を生じさせた責任者は誰なのか、また、トランプ氏や個人弁護士のルディ・ジュリアーニ氏がウクライナへ圧力をかけていることが関係していたかを調査するよう求めている。
トランプ氏、ウクライナへの圧力と支援停止の関連を示唆
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