2020年の米大統領選に向け民主党候補の指名獲得を目指すバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)は、超富裕層を対象にした最高8%の富裕税を提案した。同じく民主党候補の指名獲得を狙うエリザベス・ウォーレン上院議員(マサチューセッツ州)も富裕層への課税を提案しているが、サンダース氏の案はより多くの家計を対象にし、見込まれる税収も多い。両氏の選挙陣営とつながりのあるエコノミストの分析によると、サンダース氏の案では10年間に4兆3500億ドル(約466兆円)の歳入が見込まれ、ウォーレン氏案の2兆7500億ドルを上回る。サンダース氏の案は約18万世帯を対象にし、連邦政府の歳入を約10%押し上げるという。