栄えある第1位に輝いたのは、主に工場の自動化(ファクトリーオートメーション、FA)用機器の制御に使うセンサー機器を扱う、キーエンスです。40歳推定年収で2140万円という数字をたたき出しました。

 キーエンスのすごさを端的に表しているのは、売上高に占める営業利益の割合を示す売上高営業利益率です。売上高に対していかに利益を稼ぎ出しているかを示す指標で、キーエンスの業種区分である「電気機器」の業界平均は5.9%。ところが、キーエンスの売上高営業利益率はなんと54.1%もあります。

 この高収益率こそ、高額報酬の源泉となっているのです。

 キーエンスに次ぐ2位となったのは、GCA(2076.6万円)でした。過去2回のランキングで連続して1位を獲得した、年収ランキングの常連企業です。

 GCAは、M&A(企業や事業の合併・買収)の助言を行う独立系専業会社。日本企業が関わるM&Aにおいて、アドバイザーとしての実績で十指に入る実力の持ち主です。日本やアジア、米国、欧州にまたがり世界に22拠点を置くグローバル企業でもあります。

 同じくM&Aを手掛ける企業として、7位に日本M&Aセンター(1446.1万円)がランクインしています。こちらも年収ランキングでおなじみの顔。中小企業を主な顧客とするM&A仲介会社ですが、中小企業については経営者の高齢化に伴う廃業危機が国家的な喫緊の課題となっており、ここ数年はM&Aによる事業承継の件数が増加しています。そうした背景が日本M&Aセンターの高額年収にもつながっているとみられます。

 さらに、9位に目をやると、またもやM&Aの助言サービスを提供するフロンティア・マネジメント(1407.4万円)がランクイン。トップ10の中で3社をM&A関連企業が占めました。