ドナルド・トランプ米大統領がウクライナ政府にジョー・バイデン前副大統領を調査するよう圧力を掛けたとされる問題で、トランプ氏が前駐ウクライナ大使の解任を命じていたことが分かった。顧問弁護士ルディ・ジュリアーニ氏など政権外の人物が、ウクライナ政府を説得する上で前大使が支障になっているなどと数カ月にわたり不満を漏らしていたためだという。事情に詳しい関係者らが明らかにした。マリー・ヨバノビッチ前大使が5月に召還された事実は、米下院による大統領弾劾調査で焦点の1つになっている。米中央情報局(CIA)職員による内部告発によると、トランプ氏は7月25日のウクライナ大統領との電話会談でバイデン氏の調査などを実施するよう圧力を掛けたと指摘。ヨバノビッチ氏の解任はトランプ氏による権力乱用の下地を作った出来事の1つだとしている。バイデン氏は2020年大統領選を目指す民主党の有力候補。
トランプ氏、前ウクライナ大使解任を指示していた 弁護士らの不満受け
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