米アルファベット傘下のグーグルは、急成長を遂げるTikTok (ティックトック)に対抗するのに役立ちそうな動画共有ベンチャー「Firework(ファイヤーワーク)」(本社カリフォルニア州レッドウッドシティー)の買収を協議している。複数の関係者が明らかにした。ファイヤーワークは30秒の自作動画を共有させる無料スマートフォンアプリ。ティックトックと同様に意外な投稿者からの動画の呼び込みを目指す。ただ中国発のティックトックが十代の若者に人気を博しているのに対し、ファイヤーワークのターゲットはより年代の高い層だ。ファイヤーワークには今年の資金調達ラウンドで1億ドル(約110億円)超の評価がついた。買収の場合はさらに割増金が乗せられるだろう。関係者によると、グーグルとファイヤーワークは金額条件の交渉には至っていない。話し合いで買収が成立しない場合や、別の提携方法に決着する場合も考えられる。